歴史ある茅葺き屋根
六つ季の家は茅葺き屋根です。
家の中から天井を見上げるとこんな感じ。
黒光りしているのは、囲炉裏のススで燻されたため。囲炉裏を使っていた当時の生活がうかがえます。
改修工事の際に出てきた‟ある物”
この茅葺き屋根は、改修工事の際に手作業で骨組みの木材を磨き茅の汚れを徹底的に掃除をしました。
その際に、柱や茅から大量の蚕の繭が出てきました。(虫ダメな人ごめんなさい…)
辻又では養蚕が一時盛んだったことから、鼠などが運んだのだと思われます。
辻又という豪雪地帯では、養蚕は貴重な収入源だったのでしょう。
また、屋根のてっぺん部分からは当時の棟梁の名前が書かれたお札と草鞋(わらじ)も見つかりました。
家の骨組みが完成した際に行われる「上棟式」で工事の無事を祈願し、大工を労う意味でお札を祀るのが昔は慣わしとしてありました。
今日、特に都心部などでは上棟式を行わない事が増えたそうです。
草鞋は、棟梁の履いていた物なのでしょうか?
真偽は不明ですが、何かしら想いのこもった物であることには間違いありません。
六つ季の家HPもご覧ください
こちらのHPでは、六つ季の家のお部屋や施設に関して詳しく載っています。
ご興味ある方はぜひご覧ください。